vol.1外国人介護士のメリットとデメリット

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VOL.1 外国人介護士のメリットとデメリット


外国人介護士がのメリット


外国人介護士を採用するメリットは大きく5つあります。

 

1.人手不足の解消

慢性的に人手不足に陥っている事業所も少なくないと思います。特に、特養などの入所施設では、夜勤ができるスタッフの獲得に苦労していることでしょう。技能実習生でも2年目になれば夜勤も可能です。(夜勤専従や1人夜勤はできません)そうなると、かなり大きな戦力になるはずです。技能実習生なら少なくとも3年間は勤務する人材が多いと思います。さらに、特定技能1号に移行すれば、長期的に戦力になってくれる可能性もあります。

 

2.組織が活性化する

海外から夢と覚悟を持って日本に来ています。多くは「出稼ぎ」だと思いますが、”気構え”ができていますから、とても一生懸命に働いてくれる方が多いと思います。もともとは日本語も、介護知識・技術も未熟かもしれませんが、労働意欲、学習意欲ともに髙いため、うかうかしていると、ベテランの日本人でも追い抜かれそうな勢いです。

 

ある法人では、人手は足りていますが「日本人スタッフに刺激を与えるため」に外国人介護士を採用しています。彼らがチームに加わることで、きっと現場は活性化するでしょう。

 

3.現場が明るくなる

介護士として働く方は、東南アジア出身が多いと思いますが、日本人と違って開放的な国民性の方々が多いため、明るく、現場に笑顔をもたらしてくれるムードメーカーになるスタッフも出てくるでしょう。また、明るいだけでなく、ホスピタリティが高い人材も多く、日本人が逆に気付かされる場面も増えるでしょう。

 

4.サービスの幅が広がる

彼女らの国民性を活かすことができれば、サービスの幅が広がります。フィリピン人などは、とても歌が好きな人種なため、彼女らにレクリエーションやクリスマスイベントなどの企画などを任せると、大きな力を発揮してくれます。

 

5.日本の良いところに気づく

彼らの中には、日本が好きで日本で働くことを選ぶ方がたくさんいます。彼らは日本の文化、風土、食事、そして日本人が大好きです。そんな彼らと接していると、逆に日本の素晴らしさに気づきます。同時に、彼ら、彼女らの国に興味を持つようになり、うまくいけば国際交流に発展します。

 


外国人介護士のデメリット


外国人介護士には、メリットだけでなく、デメリットもあります。ただし、デメリットは、彼ら、彼女らのせいではありません。仕組み上の課題や、生活をサポートする日本の介護の仕事の特性もあります。デメリットを、そのまま受け入れるのではなく、解決する方法を彼らと一緒に考えていきましょう。

 

1. イメージの問題

日本は、これまで外国人の働き手に対して門戸を開放してきませんでした。深刻な労働力不足によって、やっと重い腰を上げましたが、特に介護現場では、外国人介護士はまだまだレアな存在です。そのせいか、外国人が介護業界で働くことを、良しとしていない方々も少なくありません。また、利用されているお年寄りの中にも、外国人に対して良いイメージを持っていない方もいるでしょう。

 

しかし、メリットのところでもお伝えしましたが、彼女らはとにかく一生懸命に働きますし、現場を日本人以上に明るくしてくれます。学習意欲も高く、環境さえ整備できれば、驚くほどのスピードで日本語や介護技術を習得します。だからこそ、事前にご利用者だけでなく、スタッフにも充分に彼女らを受け入れる目的をしっかりと伝えておくことが大事です。

 

2. 教育上の課題

技能実習生は、看護師や介護士の資格、または勤務経験が必要です。しかし、日本の介護は、海外から見れば特殊です。特定技能1号になると、技能検定は受けるかもしれませんが、それほど高い水準を求められるテストではないため、日本に入国後も継続的なトレーニングが必要です。

 

また、多くはN4レベルで入国します。よくN4は「小学校低学年レベル」と言われます。その程度の会話力では、介護現場で働くには不十分です。さらに、日本の生活文化や、時間の概念、日本の職場での働き方なども、知らなくてはなりません。学習テーマは、山のようにあるのです。

 

法人内に、彼らを成長させる教育システムを構築しなければいけません。加えて、彼らにOJTができる人材も育成しなければいけません。それらを、入国前に準備しておかなくてはいけないのです。(それが「ハピトレジャパン」ができた背景です)

 

3. コストの問題

「外国人の方が人件費が安い」と誤解している方が多いようですが、実際には違います。制度上では、日本人と外国人で、賃金に差をつけてはいけないことになっていますし、技能実習生などは「管理費」として月々3〜5万円がかかります。他にも、当然、入国前後に渡航費や講習費がかかります。コストは決して低くはありません。

 

賞与を支給していない法人が多いため、年収で比較をすると日本人より低いかもしれませんが、それほど変わらないという認識をもたなくてはいけません。だからこそ、しっかりと指導をして、一人前の介護士として活躍できるようにサポートすることが大切なのです。


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