vol.2 OJTトレーナー手当の検討

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VOL.2 OJTトレーナー手当の検討


外国人介護士の育成には、組織全体で取り組む必要があります。しかし、責任の所在を明確にするために、指導役はしっかりと決めておくべきです。そのため、指導役には大きな負担がかかります。指導手当を支給して、責任を持って指導してもらいましょう。


OJTトレーナーの負担


 日本人でも無資格・未経験の新人を教えるのは大変だと思います。それが外国人介護士ともなれば(特に、それが1期生であれば)、OJTトレーナーを担当する職員には、かなり大きな負担がかかります。OJTトレーナーの役割は、多岐にわたります。

 

【OJTトレーナーの役割】

  • 介護技術、知識の指導
  • 指導の進捗状況の評価
  • 指導カリキュラムの構築と修正
  • 日本の文化、生活集団の指導
  • 日本人の時間感覚(時間の約束には厳格)、日本で働く上での注意点の指導
  • 外国人介護士と利用者とのコミュニケーションの橋渡し
  • 日本人の同僚との業務の調整

ざっとあげただけでも、これだけあります。他にも、トラブルがあったら、部署の役職者と共同で解決を図らなければなりません。それがずっと続くわけではありませんが、とてもハードな役割であることには違いありません。ハピトレジャパンは、そうしたOJTトレーナーの負担を軽減する意味でも、効果的です。

 

 


OJTトレーナー手当の支給方法


 このような役割を担うにあたり、OJTトレーナーはそれに専念できるわけではありません。通常業務をこなしながら、これだけのことをしなければならないのです。その負担に報いる意味で、法人、事業者には「OJTトレーナー手当」を検討していただきたいと思います。

例えば、以下のように支給することはできないでしょうか。

 

□期間限定(例えば6ヶ月など)

□定額支給(事例では1万円)

□処遇改善加算により予算化

□期間中の業務内容を明示

 

また、手当を支給するからには、業務内容を明示しておくことが大事です。弊社でアドバイスしたある法人では、以下のように業務内容を提示しています。

 

【OJTトレーナー手当】

□月に1度、外国人介護士と面談して面談記録を作成する

□面談時に「介護技術評価表」によって技術・知識面の評価をし、フィードバックする

□月に1度「指導者ミーティング」を実施し、指導管理者、メンターとともに指導の進捗状況を共有し、課題を解決する

□6ヶ月経過後、「外国人介護士指導カリキュラム」「介護技術評価表」の改善活動に参加する

 

メンターは、日常的には業務がありませんが、外国人介護士の休みをつかって観光や食事に行く際に、有給で実施して経費を法人が負担するなどといった方法もあります。

 


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