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VOL.5 技能実習生の面接のポイント
①まずは現地に行くこと!
監理団体によっては、SkypeやZOOMなどをつかって現地とつないで、画面上で面接をすることができますが、少なくとも最初は現地に赴くべきでしょう。行けば、その国の文化や、生活習慣、食べ物だけでなく、どのような生活水準化、賃金水準かを知ることができます。
特に、賃金水準を知ることはとても大事です。彼らの多くは「出稼ぎ」のために、日本で働くことを希望しています。日本で3年間勤務することが、どれくらいのメリットがあるかを確認しておくのです。(もちろん、そればかりではなく、日本の技術を習得しに行くという求職者も多数います)
また、面接以外の時間では、すでに実習先が決まっている人材と交流したり、彼らの寮や教育環境、カリキュラムを確認したりしましょう。そうすることで、日本においてどのような生活環境、教育環境を整備すべきかが明確になります。
②履歴書をチェックする
大勢を短時間で一度に面接するケースも少なくありません。現場ではじめて履歴書を見ていたのでは、間に合いません。監理団体、または送り出し機関から、予め履歴書を預かってプロフィールをチェックしておきましょう。
同時に、面接者のリストを渡されるはずです。特に確認したい人材には、番号に印をつけておきましょう。(日本人にとって馴染みのない名前が多いため、番号で確認するのが良い)
③グループ面接での観察ポイント
監理団体、送り出し機関によって行われる面接会は、まず最初に「グループ面接」を行います。3人から多い場合には10人程度の応募者を一列に並ばせて、同じ質問をしていきます。そこでの受け答えをチェックするのです。
しかし、ここで回答されることは、送り出し機関によって事前に用意されているセリフを暗記していることがほとんどです。ですから、返答の内容は、あまり参考になりません。また、かなり緊張していることも想定されます。彼女たちにとっては、自分の人生を左右するほどの一大事ですから、緊張して話せなくなったり、中には泣き出してしまう人もいます。
グループ面接でチェックしていただきたいのは、次の4つです。
- 意欲(やる気というのは、表情や態度に出るものです)
- 顔つき(容姿が美しいかどうかということではなく、日本の介護現場で働く上で違和感がないかは大事です。日本人に似ていなければNGということではありません。現場で働くことがイメージできればOKです)
- 態度、表情、しぐさ、受け答えの様子、愛嬌
- 言葉の大小や話し方
グループ面接で気になった求職者には、個別面接でさらに細かいところを質問します。
また、グループ面接、個別面接の際には、以下のような皆さんの法人、事業所の資料を準備しましょう。
- エリア紹介(外国人には、東京しか情報がないかもしれません。皆さんのエリアを紹介する資料があると良いでしょう)
- パンフレット(現地語がベター)
- 介護現場の動画(ipadなどで、介護の仕事がどんなものかを理解してもらう)
- 勤務条件(給与、手当、福利厚生、寮、昇給の有無など)を示せる資料があると、尚よいでしょう。
④個別面接で確認するポイント
個別面接では、気になる点を確認しましょう。「何年くらい日本で働きたいか」「介護以外の仕事は探していないか」「お金をどれくらい貯めたいか」「本国に帰国したら、何をしたいか」「日本のイメージ」「介護の仕事のイメージ」など、つっこんだことを質問する法人も多々あります。ただし、質問すると失礼なこと(かえってデメリットになること)もありますから、質問項目は事前に送り出し機関にチェックしてもらいましょう。
また、特に興味がある求職者には「不安なこと」「実習先にもとめること」なども聞いておきましょう。
これらについては、細かなニュアンスをやりとりすることが大事なので、送り出し機関、監理団体が手配する「通訳」の存在(スキル)がとても大事です。こちらは、監理団体を選ぶ際に、事前に確認しておきましょう。
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