vol.2 外国人介護士の人物像

VOL.2 外国人介護士の人物像


外国人介護士が日本で働く方法


”外国人”介護士といっても、全世界からということではありません。アジアを中心とした人材が、日本の介護士を目指して渡航しています。

 

当初はEPA(経済連携協定)による受け入れが中心でしたが、出入国管 理法の改正により、2017 年9月に在留資格に「介護」が創設されました。「専門的・技術的 分野の外国人の受入れ」という趣旨のもと、在留資格「留学」による外国人留学生が、介護福祉士資格を取得し、介護業務に従事し続ければ、長期間の日本滞在が可能となりまし た。

※厚生労働省「介護福祉士資格を取得した留学生に対する在留資格「介護」の創設について」から抜粋

※平成 29 年度(2017 年度)より、養成施設卒業者も国家 試験合格が必要となる。ただし、平成 33 年度(2021 年度) までの卒業者には卒業後5年間の経過措置が設けられている。 

 

この制度により、日本に留学して日本語学校や介護福祉士専門学校で学ぶ外国人学生も増えました。ベトナム人が多いようですが、ほかに中国、ネパール、フィリピン、インドネシアなど、多数の国の学生が学んでいます。留学中は、1週間に28時間までアルバイトをすることができ、多くの学生が介護事業所で仕事をしています。

 

それ以外の方法として「技能実習生」と「特定技能1号」として在留資格を得て働く方法があります。「技能実習生」は、日本の先進技術を母国に持ち帰ることを目的にした制度ですが、2017年11月に「介護分野」が加わりました。多くの実習生が日本で働くことを希望しています。特定技能1号については、2019年4月から14業種が認められ、「技能検定」に合格することによって、日本で働くことができるようになりました。

 

それぞれの制度の違いは、以下のようになります。

外国人介護士のメリットとデメリット

技能実習生のレベル


 

ここで理解しておかなくてはいけないのが、日本入国時の技能実習生や特定技能1号により入国した人材のレベルです。いずれも入国時は、日本語検定でN4レベルが必要となりますが、日本語能力試験公式ウェブサイトによれば、N4レベルは以下な水準だとされています。

 

水準:基本的な日本語を理解することができる。

読む:基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。

聞く:日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。

 

ご覧のように、日常生活を営むには問題はないかもしれませんが、介護分野で働くとなると、話は違ってきます。この水準では、即戦力にはなりませんから、日本入国後も継続的に日本語の学習(特に現場で使う日本語)をしなければいけません。

 

 

 


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